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異次元の軽さ。738gのノートが仕事を変える! 先進の静脈認証、5G対応も。富士通「LIFEBOOK U9311/F」

性能~エントリークラスながらGPUはしっかりIntel Iris Xe Graphics~

 テスト機のCPUは第11世代Intel Core i5-1145G7(4コア8スレッド、2.60~4.40GHz、Tiger Lake)で、GPUはCPU内蔵のIntel Iris Xe Graphicsとなる。LIFEBOOK U9311/Fのラインアップのなかではエントリークラスに近いモデルながら、3D性能を高めたIntel Iris Xe Graphicsをきっちり装備してきているのは心強い。

第11世代Intel Core i5-1145G7を搭載。GPUはIntel Iris Xe Graphics

異次元の軽さ。738gのノートが仕事を変える! 先進の静脈認証、5G対応も。富士通「LIFEBOOK U9311/F」

 試用機の構成メモリは4GB、ストレージはPCIe接続の128GB SSDという最小限の構成。事務処理向け、もしくはシンクライアント的な使い方にはじゅうぶんな性能だが、ある程度の数のアプリを同時並行的に使うのであれば、CPUのほか、メモリやストレージが多い構成を選べる。ディスプレイ解像度はフルHD(1920×1080ドット)で、このあたりは13.3型としては標準的なスペックと言えるだろう。

180度開けるディスプレイ。視野角は広く、画面を挟んで対面で打ち合わせするような使い方もアリ

 ⽐較対象として、2016年頃に登場した13型クラスのモバイルのノートのスコアも用意した。主なスペックは、Core i5-6300U(2コア/4スレッド対応)、メモリ8GB、SSD 256GB(SATA 3.0対応)。主要ベンチマークの結果は下記のとおりだ。

 実用アプリケーションの性能を測る「PCMark 10」では、2016年頃のモバイルPCから実力を底上げしており、なかでもDigital Contents Creationの上げ幅が大きい。ゲームプレイの快適さにつながる「3DMark」の結果は、Intel Iris Xe Graphicsのおかげで3倍以上のスコアになった。

 内蔵SSDはPCIe接続になったことで、シーケンシャルリードは4倍、シーケンシャルライトは2倍となり、PCの全体的な体感速度向上が図られている。シンクライアントとして使う場合であっても、システム性能に直結するストレージの高速化は大切な部分だ。

検証機の仕様
LIFEBOOK U9311/F
CPUCore i5-1145G7(4コア8スレッド、最大4.40GHz)
GPUIntel Iris Xe Graphics
メモリLPDDR4 SDRAM 4GB
ストレ-ジ128GB PCIe NVMe SSD
ディスプレイ13.3型、1,920×1,080ドット
OSWindows 10 Pro 64bit
サイズ307×197×15.5mm(幅×奥行き×高さ)
重量約738g
ベンチマーク結果「PCMark 10」では、特に「Digital Contents Creation」の項目において上げ幅が大きく、着実にパフォーマンスを進化させてきている「3DMark」は2016年頃のモバイルPCと比べて3倍以上。GPUにIntel Iris Xe Graphicsを採用しているのが効いている内蔵SSDの速度を測る「CrystalDiskMark」では、シーケンシャルリードが2000MB/sを超えた。こうしたストレージの性能向上は最も体感しやすい部分でもあるため、重要だ