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テスト機のCPUは第11世代Intel Core i5-1145G7(4コア8スレッド、2.60~4.40GHz、Tiger Lake)で、GPUはCPU内蔵のIntel Iris Xe Graphicsとなる。LIFEBOOK U9311/Fのラインアップのなかではエントリークラスに近いモデルながら、3D性能を高めたIntel Iris Xe Graphicsをきっちり装備してきているのは心強い。
第11世代Intel Core i5-1145G7を搭載。GPUはIntel Iris Xe Graphics試用機の構成メモリは4GB、ストレージはPCIe接続の128GB SSDという最小限の構成。事務処理向け、もしくはシンクライアント的な使い方にはじゅうぶんな性能だが、ある程度の数のアプリを同時並行的に使うのであれば、CPUのほか、メモリやストレージが多い構成を選べる。ディスプレイ解像度はフルHD(1920×1080ドット)で、このあたりは13.3型としては標準的なスペックと言えるだろう。
180度開けるディスプレイ。視野角は広く、画面を挟んで対面で打ち合わせするような使い方もアリ⽐較対象として、2016年頃に登場した13型クラスのモバイルのノートのスコアも用意した。主なスペックは、Core i5-6300U(2コア/4スレッド対応)、メモリ8GB、SSD 256GB(SATA 3.0対応)。主要ベンチマークの結果は下記のとおりだ。
実用アプリケーションの性能を測る「PCMark 10」では、2016年頃のモバイルPCから実力を底上げしており、なかでもDigital Contents Creationの上げ幅が大きい。ゲームプレイの快適さにつながる「3DMark」の結果は、Intel Iris Xe Graphicsのおかげで3倍以上のスコアになった。
内蔵SSDはPCIe接続になったことで、シーケンシャルリードは4倍、シーケンシャルライトは2倍となり、PCの全体的な体感速度向上が図られている。シンクライアントとして使う場合であっても、システム性能に直結するストレージの高速化は大切な部分だ。
LIFEBOOK U9311/F | |
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CPU | Core i5-1145G7(4コア8スレッド、最大4.40GHz) |
GPU | Intel Iris Xe Graphics |
メモリ | LPDDR4 SDRAM 4GB |
ストレ-ジ | 128GB PCIe NVMe SSD |
ディスプレイ | 13.3型、1,920×1,080ドット |
OS | Windows 10 Pro 64bit |
サイズ | 307×197×15.5mm(幅×奥行き×高さ) |
重量 | 約738g |